松山競輪ナイターFⅡ「ルーキーシリーズ・スピチャン杯」が31日、開幕する。125、126期の若鯉たちが瀬戸内バンクを沸騰させる。そのガールズ予選1・6Rでは、磯村光舞(19=山口)が魅せるバンクでの舞に注目だ。
デビュー場所の富山で決勝に進出すると、ヒラリと風を切って3着に残り「納得のレースができた」と流れ落ちる汗が光っていた。前回の平塚初日には後方で内に包まれる展開も、外に自転車を回すと、直線で舞うように突き抜けた。
全体の自己評価としては「自分のやりたいレースはできていない」と話す。今回は「自力で勝つレースを」と意気込みを新たにした。19歳、将来を切り開く瞳が輝く。
初日は予選1・6Rに出走する。自力で元気なところを見せている伊藤優里が当面のライバルになる。武器は「長い距離を踏める」というところ。憧れの選手は「渡口まりあ選手と山原さくら選手」と根性先行で頑張る2人の名前を挙げた。
納得のレースで1着取りなら好配当も十分。〝ヒラリ車券〟で松山の夜をぶらりと行こう。