前橋競輪GⅢ令和6年能登半島地震復興支援競輪/大阪・関西万博協賛「開設74周年記念 三山王冠争奪戦」最終日(4日)、9RでレインボーカップA級ファイナルが行われ、逃げた安彦統賀の番手から発進した片折亮太(36=埼玉)が熱戦を制した。2着は高橋昇平(34=埼玉)で3着は加賀山淳(40=千葉)、片折、高橋、加賀山の3選手はS級への特別昇級を決めた。
1番車の片折が順当にSを取ると、すでに定期昇級で7月からのS級を決めている安彦が誘導退避からぐいぐいと加速してレースを支配。城戸俊潔(26=岡山)が最終ホーム手前から仕掛けてくると、片折が1角で合わせながら発進して安彦の〝男気先行〟に応え「(城戸が)来ているのが見えて前に踏ませてもらった。一生懸命に行ってくれた安彦君には感謝しかない」と実感を込めた。
高橋も2着に入り、埼玉勢はワンツー。片折は約11か月ぶりとなる今後のS級での戦いに「気持ちを入れて頑張っていきたい」と声を弾ませ、高橋も「追加が来るのを楽しみにしている」と笑顔が絶えなかった。