久留米競輪の令和6年能登半島地震復興支援競輪/大阪・関西万博協賛GⅢ「開設75周年記念 第30回中野カップレース」が22日、開幕する。自転車競技ナショナルチームに所属する山崎賢人(31=長崎)が昨年11月小倉GⅠ競輪祭以来、久しぶりに本業に勤しむ。

 2019年12月に代表入りしパリ五輪出場を目指したが、リザーブに回ることとなり国内にとどまる。「悔しい気持ちが一番。ただ言い訳はないし選考は妥当と思った。ナショナルの活動はプラスばかりでした」と現実を受け入れた。追いかけた夢こそ破れたものの、競輪だけでは決して得る事ができない貴重な経験は大きな財産。山崎の今後の競輪人生に間違いなく生きてくるはずだ。

 パリへ帯同しないためこの先は競輪を走る機会が増える。まずは追加参戦の当地、そして7月松戸GⅡサマーナイトフェスティバル、8月平塚GⅠオールスターまでが決まっている。「ライン戦のリズムやクロモリへの対応など気になるところはあります」とレース勘に不安を残すが、勝手知る地元地区とあって心配は無用だ。

「(ファンに)忘れられていると思うので一生懸命走ります!」と力強く宣言。初日は一次予選5Rを走る。ひと回り大きくなったアフロモンスターが爆発すること間違いなしだ。