豊橋競輪FⅠ「ジャパンカップ×HPCJC×昇龍杯争奪戦」は3日、最終日を迎える。好メンバーが揃ったガールズ決勝10Rの主役は坂口楓華(26=愛知)。今年の勝利数、優勝回数でトップを走る地元のエースが、スーパールーキー仲沢春香(23=福井)の前に堂々と立ちはだかる。
初日はやや硬さも見られたものの、終わってみれば予選2走は力通りの圧勝。「踏めているし余裕もある。脚は大丈夫です」。予選2の最終ホームでは前団のあおりで接触しそうなシーンもあったが「集中していたので問題なかったです」とサラリと言ってのけた。
今節本デビューを果たし、逃げ切りで連勝を飾った126期の仲沢春香が話題を独占している。その圧倒的な走りを目の前で見せつけられ「純粋に強いなあって思った」と感心しつつも「よし、私も頑張ろうと思った」と刺激を受け、エネルギーに変換してキッチリ結果につなげた。仲沢との注目の初対戦にも「私に期待してくれる人も多いはず」と、もちろん一歩も引かない構えだ。
今節の2勝を足して今年すでに41勝、優勝13回(コレクション含む)はともにガールズ堂々のトップ。グランプリ出場2回の実績、経験値からも、ここで負けるわけにはいかない。
「向こうが本命で私は対抗ですよね。でもいいんです。それが私が燃える理由になるから」。そして最後にこう言い切った。「地元でしっかりカッコいいといころを見せたいと思います」。ガールズ屈指の勝負強さとスピードで、ラストは豪快に突き抜けてみせる。