豊橋競輪のGⅢ「第1回愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会協賛競輪」は17日、2日目を開催。二次予選9Rに登場した橋本優己(25=岐阜)は逃げ切りで準決へ勝ち上がった。

 二予は地元勢を背に突っ張り先行。ペース駆けに持ち込み、後ろのもつれも誘いながらまんまと逃げ切った。「自信を持って臨めたし思ったように駆けられた。1着は自信になる。状態もいい」と会心の走りに納得の表情を見せた。

 戦法の幅が広がったことが成績上昇の要因の一つだ。「カマシ、まくりばっかりと相手に(戦法が)バレてきたので。抑え先行や突っ張りも増やしています。理想は新山(響平)さんや深谷(知広)さんのような走りができること。そういうところを目指してやっていきたいと思っています」。輪界トップクラスの先行選手を参考にしながら〝2周駆けて押し切れる脚〟を付ける努力を重ねている。

 今回は「志田(龍星)さんとの初連係を実現させたい」という目標がある。「今まで何度も同じ開催はあったけど、どっちかが飛んだりして一度も一緒に走れていないんです」。準決も「予想通り」志田とは別の番組。「志田さんは勝ち上がってくるはずだし、あとは自分次第。かなりキツいところに入ったけど、なんとかしのぎます」と力強く話した。