松戸競輪の令和6年能登半島地震復興支援競輪ナイターGⅡ「第20回サマーナイトフェスティバル」(優勝賞金1570万・副賞含む)と「ガールズケイリンフェスティバル2024」が14日、2日目を開催した。準決11Rでは山口拳矢(28=岐阜)が強烈なまくりで前団へと迫り、2着で優出に成功した。

「8番手だったけど、焦らずに。踏み出しではアタマまで行ける感触があった」と自信を持って仕掛けたことが好結果につながった。

 今年前半はケガや体調不良の影響で調子が上がらず、またS班という立場から結果も求められたが、それに応えられず苦しい思いも味わった。それでも「ようやく良くなってきたし、前回の取手記念から自転車を替えたのもいい方に出ている」と兆しが見えてきた。

 サマーナイトでは2021、2023年に続いて3回目のファイナリスト入り。「(出場した)最初の大会で準優勝だったし相性はいい。今年こそ〝夜王〟になれるように!」と気合もパンパンだ。

「まだフワフワした感じがするけど、初日よりは準決の方がマシだったし、決勝はもっと良くなるようにケアと調整をします」と話すようにデキは日に日に上がっている。

 輪界屈指の勝負強さを誇るケンヤが得意の単騎戦で、また新たな称号を手にする。