別府競輪の令和6年能登半島地震復興支援競輪GⅢナイター「開設74周年記念 オランダ王国友好杯」は27日、3日目を開催した。決勝にコマを進めたグランプリ王者・松浦悠士(33=広島)はここまで未勝利だが心配は無用だ。
初日特選はカマして3着に粘り「感触も良かった」と戦える手応えをつかんだ。二予はスタートのタイミングが合わず「自分で苦しい展開にしてしまった」と敗因は明確だった。
準決は「展開に応じてうまく走れた」と3番手を奪取すると「武藤(龍生)君が怖い顔をしてにらんできて、車間を切っていたので(笑い)」と仕掛けるタイミングが難しかった中で、まくり追い込みで岩津裕介とワンツーを決めた。
「今回は練習も脚力も足りていないかなって思って(前検日に)入ってきたけど、ここまでなんとか戦えている。準決が一番感じが良かったし、徐々に上がっていると思う。調整やセッティングもうまくいっているので、決勝もこのままいっていい、楽しみながら良いパフォーマンスを見せられれば」
明るい表情で意気込みを語った30日の12R決勝は、九州と近畿で先行争いも考えられる構成でチャンスは十分。アクシデントに見舞われた昨年12月の当大会決勝のリベンジを果たし、いざ平塚オールスター(GⅠ、8月13~18日)へと向かう。