桜の季節に、その名にふさわしく咲き誇ろうとしている。
防府競輪のFⅠ「第5回石村正利記念杯」は7日、初日を行った。予選9Rでは桜井祐太郎(25=宮城)が先行一車の利を生かして白星スタート。前回別府でS級初優勝した勢いは健在だ。
番手の同県先輩・竹内智彦も位置を狙われながら死守し、ラインできっちり決めた。開催前には「(新山)響平さんに誘われて」合宿に参加。「引きずられて、とんでもなく疲れてます」と笑うが、実のあるトレーニングを積んできた。
レース後に竹内が「宮城の若手がなかなか出てきてない」と語った声を伝え聞くと「本当にそう思います」とうなずき、自らが引っ張っていく覚悟をにじませた。
2日目(8日)、強敵と対峙する準決11Rは再び竹内とのタッグで連勝を狙う。