四日市競輪のナイターFⅠ「桜霞杯」が7日に開幕した。初日8Rでは、3月伊東GⅡウィナーズカップで2連対と爪痕を残した脇本勇希(26=福井)が2着で予選をクリアしたが、レース後は〝泣き〟が止まらなかった――。

 引き揚げてくると開口一番「アカン、全然アカン、気持ちで負けている…」と悔しそうに発しながら、床に座り込んだ。

「(他地区の)矢島(一弥)さんまで付いてくれたし、6割突っ張る気持ちで、3人でゴール前勝負したかった。ただ…。相手の切り方がうまかったのもあるけど…。せっかくGⅡの良いメンバーの中でそれなりの数字を残せたのに(直後のレースが)これでは…。状態も最悪。体幹が入らない感じでフワフワしている。自信がない、脚もない、心肺機能もない(苦笑)。はぁ~、雄太のまくり脚があればなぁ~」とぼやきが止まらなかった。

 とはいえ、この兄弟は泣きが入っていながらも結果を残してきた実績がある。8日の準決勝でも軽視は禁物だ。