宇都宮競輪のGⅢ「開設76周年記念 第1回レジェンド神山雄一郎カップ」が15日に開幕。7Rに登場した飯嶋則之(46=栃木)は前走する武田豊樹を懸命に追いかけて3着に入り、師匠の冠大会で一次予選突破を決めた。
「最後の地元記念かもしれないし、一次予選が決勝のつもりで精いっぱい頑張った。ラインと番組に助けられてのものだけど、本当にうれしいです!」
勝ち上がりを決めると、普段は寡黙な飯嶋から笑みがこぼれた。
長引く不調で競走得点も93点台まで下降。直前の青森FⅠも3日間6着と精彩を欠いていたが、それでも〝神山雄一郎の愛弟子〟として絶対に一予では負けられないという思いがあったのだろう。「気持ち一本で」結果を出した。
2日目(16日)の二予はさらに厳しい戦いになりそうだが、誰よりも熱い気持ちで、残り3日間を走り抜く。