松戸競輪のFⅠ「KEIRINフェスティバル」が19日に開幕する。今開催の競走得点トップは寺沼拓摩(26=東京)だ。
シリーズリーダーの寺沼は、今期10場所走ってGⅢ2回を含む9回の優出。唯一、決勝を外したのは松浦悠士の妨害を受けて敗れた京王閣記念の準決のみと、高いレベルで抜群の安定感を誇っている。
ただ、本人は「決勝には乗り続けられているけど、そこで結果を残せていない」と不満そう。実際に決勝では着外が多く、S級初Vにも手が届いていない。「決勝でも確定板に入れるように、もっと考えてやっていきたい」とさらなら前進をテーマに掲げる。
10R特選は「新山(将史)さんが任せてくださったので」と自力自在に立ち回る。「人の後ろも増えているけど、基本的には自分で動きたいので。松戸は後手に回ると厳しい。積極的に前々に攻めたい」と力強く語った。