玉野競輪場で代替開催されているGⅢ「広島競輪開設71周年 ひろしまピースカップ」は23日、3日目を行った。

 少しだけ寒さが和らいだ3日目も、この男のパワフルさに変わりはなかった。野口裕史(40=千葉)は準決10Rでは赤板ホーム過ぎに先頭へ出ると、そこから徐々にスピードを上げて行った。

「いつも通りに後ろから抑えていきました。いかに皿屋(豊)さんの脚を削るかが大事でしたね」

 皿屋が3番手の保科千春の内で並走の形になり、タテに踏んだ浅井康太を守沢太志がブロック(守沢は落車失格)。後続のもつれを尻目に押し切った。

 ただ、番手の守沢の落車には「残念だった」と肩を落とす。というのも、11月当地の防府記念準決でも連係しており「その時は犬伏(湧也)と戦った時に、もし自分がダメならスイッチしてくださいと言っていた。それだけに守沢君は『絶対に野口さんを残しますから』とものすごく気合が入っていた」という。

 勝てば一昨年4月西武園以来のGⅢ制覇となる。「思ったよりも体は動いている。日に日に脚が疲れているなというのはあるし、ゆっくり休んで頑張りたい」。40歳の強靭無比な肉体が、決勝も主導権は渡さない。