松戸競輪ナイターGⅢ「開設75周年記念 燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯」は26日に最終日を行い、岩本俊介(41=千葉)が12R決勝を制して通算3回目の地元記念制覇を達成した。GⅢ優勝は昨年3月の伊東以来で通算6回目。2着は小川勇介、3着は園田匠だった。
前を託した深谷知広がS取りから突っ張り先行と、完璧なレース運びでお膳立てしてくれた。番手で追走した岩本は「とんでもない気合で、すごいペースだった。誰も来れないだろう」と確信。別線が迫ってきた最終3角付近から発進し、あとはゴール線まで踏み上げるだけだった。
当地のGⅢは代替開催も含めて通算5Vで、岩本は「松戸の競輪ファンに感謝です」と実感を込めた。さらに「自力で取った記念もあるけど、前が気持ちのこもったレースをしてくれて5回目がある。内を締めてくれた(三谷)政史さんにも感謝です」と「感謝」の2文字を繰り返した。
戦いはまだまだ続く。実直な岩本は「やることは一緒。練習の日々に帰って次に挑むだけ」とS班の風格を漂わせた。