松戸競輪ナイターGIII「開設75周年記念 燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯」は25日、3日目を行った。11R準決では人気者の北津留翼(40=福岡)がまくりで3連勝のゴール。園田匠と小川勇介と福岡ライン3人で決勝の切符を手にした。

 S班郡司浩平がいる戦いで、郡司を叩き切ると木村佑来のカマシが飛んできた。大汗を拭きながら「追い付くだけで脚を削られた。でも奇跡の向かい風が1センターで吹いたんです。それで追い付けました」と神風を利しての勝利だったと振り返った。

 場内には北津留大好きファンがあふれており、中には23歳の女性ファンも。その存在を知ると「えっ!そんなことあるんですね。コメディー担当なのに。お笑い芸人が好きな方なのかな」と目をパチクリ。妙齢の女性ファンの存在に驚くばかりで、モテたことに動揺したのか「とにかく、ゲ、ゲンさん(野田源一)と2人、コメディー担当で頑張ります!」と謎の声明を発表した。

 いったん気持ちを静め、26日(最終日)12R決勝はもう一度、高ぶらせる。準決では北津留―園田―小川の並びだったが、決勝は北津留―小川―園田で並ぶことになった。

 園田は「今回の自分の調子では決勝は勇介が番手の方がいい」と理由を説明。その心中にはまだ小川の記念優勝がないことも…。小川は「チャンスをもらえたので取れるように頑張るしかない」と口元を引き締めた。北津留の仕掛けに、すべてがかかってくる。翼よ、はばたけ!