松戸競輪ナイターGⅢ「開設75周年記念 燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯」は25日に3日目を行い、9R終了後に日本競輪選手養成所の神山雄一郎所長(57)と前所長で現在は同アドバイザーを務める滝澤正光氏(65)の2大レジェンドが場内のステージでトークショーに臨み、集まったファンをわかせた。
新旧所長は週3回、顔を合わせているという間柄。滝澤氏は新所長について「生徒への訓示にしても完ぺきで、アドバイスすることはほとんどない」と語ったが、神山氏は「常にアドバイスをいただいている。いろいろ教えてくださるので助かっています」と言い、最も貴重な助言が「養成所に行くときは片道110円の有料道路を通らなければならないのですが、時間帯によって無料になることを教えてもらえたのは大きい」と明かしてファンの爆笑を誘った。
もちろん、マジメな話もした。滝澤氏は「神山所長は生徒と一緒に自転車に乗っている。私は口だけでしたけど…」と持ち上げ、神山氏が「自分に乗りたい気持ちもあるし、一緒に乗ることで生徒が頑張ってくれたら」と〝走る新所長〟の真意を説明すると聴衆も感心しきり。最後に滝澤氏が「神山所長は漢字の競輪を大事にして生徒と向き合っている。来年を楽しみにしていてください」と締めくくると〝神山チルドレン〟のデビューを心待ちにしているファンから大きな拍手が起こった。