松戸競輪ナイターGⅢ「開設75周年記念 燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯」は26日に最終日を行い、9R終了後にS級S班のまま今年5月末で現役引退した平原康多氏(43)と、日本競輪選手養成所の前所長で現在は同アドバイザーを務める滝澤正光氏(65)がトークショーで場内のステージ前に集まった約500人のファンをわかせた。

 2人がトークショーで共演するは初めてだという。デビュー当時に現役バリバリだった滝澤氏の印象を聞かれた平原氏は「雲の上の存在で話しかけづらかったけど、実際には今と変わらず優しい方だった」と言い、これに滝澤氏は「将来性のある人には優しいんです。お世話になるかもしれませんからね。平原さんはお父さんも選手(康廣さん、28期=引退)でしたし、体が大きくて競技のころから強かったですから」とニヤリ。聴衆の爆笑を誘った。

 平原氏も滝澤氏には聞きたいことが山ほどあるそうで「現役当時の年収だったり、お酒、食事量などの数々の伝説について、お酒を飲みながら聞いてみたい」と〝レジェンド飲みニケーション〟を熱望。滝澤氏も「平原さんはS級S班のまま引退したんだから、すごいというかもったいない」と敬意を表し、まんざらでもなさそうだった。