立川競輪S級シリーズは25日に2日目を迎えた。ガールズケイリンのシリーズリーダー久米詩(26=静岡)は7Rの予選2に出場し断然の支持を集めたが、まさかの2着で連勝がストップした。
年末のGP出場がほぼ確実な実力者は、前回完全Vの勢いそのままに初日も番手から抜け出して快勝と快勝と好スタートを切っていた。しかしこの日は、先まくりを打った五味田奈穂(27=千葉)の上をバックからまくるも、自身の後位で脚をためていた太田美穂(29=三重)に直線で一気に抜き去られ、悔しい2着となった。
「うーん…。流れに乗れていないというか、かみ合っていないですね。そもそも良い時なら(単騎で先に仕掛けた)小林(真矢香)さんの動きに乗って先行できていたと思う。(前後に動ける2人がいて)難しいところもあったけど、ちょっと展開を考えすぎちゃっているところがあるのかも…」と人気に応えられなかった悔しさをグッとかみ殺しながら、冷静に分析した。
決勝は柳原真緒も加わり、8月のオールスターファイナリスト3人がそろい踏みとなる。「決勝は相手もさらに強くなるけど、なんとか体が動いてくれれば。考えすぎず、感じたままに走れればと思います」
展開に応じた走りが自身の持ち味と自覚するオールラウンダーが、決勝は柔軟な立ち回りで結果を出し三つ巴の激戦を断つか。