豊橋競輪のGⅢ「第1回愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会協賛競輪」が16日に開幕する。地元開催のGⅠ全日本戦選抜(2025年2月)出場権獲得へ、松岡貴久(41=熊本)にとっては勝負の4日間が始まった。
来年2月に地元の熊本で行われるGⅠ全日本選抜出場へ、大事な4日間になる。選考期間は11月末までで「選考期間が始まった時は〝特選に乗れるように〟って目標を立てていたけど全然調子が上がらず(苦笑)。もはや出られるかどうかの戦い。もっと上げておかないと」と、今は一戦一戦が勝負駆けの状況だ。「今回は協賛競輪だから賞金は2割カットになるけど、点数は普段のGⅢと同じ。裏開催でチャンスだし、ここで稼げれば大きい」と気合を入れて乗り込んできた。
青森記念優出など成績はまとめているが「今年に入って一度も〝感じいい〟って思ったことがない」と物足りない状態が続く。それでも「直前は鹿児島の根占へ支部合宿に行った。良い練習ができたので走ってみたら〝今年一番仕上がっている!〟ってなるかも」と自分自身に期待を寄せる。
初日は「ラブコールがあったので」と脇本勇希を目標に指名。「初連係だけど、夜の連係実績はある(笑い)」。〝飲み仲間〟と心を通わせ、1着の競走得点「116点」をつかみにいく。