武雄競輪のミッドナイトGⅢ「日本名輪会カップ オッズパーク杯」は22日、最終日を行った。9R決勝は山田庸平(37=佐賀)が九州の力を武器に優勝を手にした。4月当地以来、5回目のGⅢ優勝とV賞金320万円(副賞含まず)を手にした。

 慣れない時間帯に「初日、2日目と難しかった」と思うようにはいかなかったが、決勝は九州4車結束が力になった。頭をかきながら「お世話になってばかりで、自分が前の時は迷惑をかけてばかりで」と恐縮していたものの、トップで戦い続けるヨウヘイを支えようという仲間は多い。

「前受けから突っ張る作戦で、阿部(将大)君がレースをつくってくれ、北津留(翼)さんもしっかり対応してくれた。(井上)昌己さんも固めてくれて」

 甘える形ではあっても、勝たないといけないレースを勝ち切った意味がある。とにかく「GⅠで結果を残すこと」がこれからの課題。このレースの意味をかみしめ、九州を前進させる力になっていく。