2026年最初の記念開催となる立川競輪GⅢ「開設74周年記念 鳳凰賞典レース」が4日に開幕する。豪華メンバーが揃った初日特選は、関東勢が4人。真杉匠(26=栃木)はグランプリでタッグを組んだ盟友・吉田拓矢とは別線で勝負する。
関東のニューリーダーが新春の立川バンクから2026年を始動する。昨年、電撃引退した平原康多氏から関東の未来を託され、盟友の吉田拓矢と運命をともにする。年末のKEIRINグランプリ(平塚)でも2人の呼吸はピタリ。戦前に細かな作戦を立てることはなく、吉田の言葉を借りれば「感性に任せていた。考えも連動していた」という。真杉にとっては気心の知れた吉田だからこそ気遣いもなくノビノビと走れた。
「単調なまま終わりたくなかった」の言葉通り、前に出られないと見るや近畿勢の分断に出た。「ホームで叩けなかったし、力不足」と結果に納得はしていないが、真杉が動かねば単騎勢は手をこまねき近畿優勢のまま淡々とレースが進んでいた可能性もあっただけに、展開を動かしたその覚悟は賞賛に値する。
特選12Rは真杉、吉田に吉沢純平、鈴木玄人と関東は4人。注目の並びは真杉―鈴木、吉田―吉沢と二手に分かれた。「関東でまとまると二分戦になる。こっちの方が面白いじゃないですか」と吉田とのガチンコ勝負を歓迎した。昨日の友は今日の仇――。関東の未来を担う両者が初日からバチバチと火花を散らす。そんな構図が興味深い。