弥彦競輪場で10月19~22日の日程で開催されるG1「第32回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」のPRのため、関係者が11日、東京・江東区の東京スポーツ新聞社を訪れた。
 
 古性優作(32=大阪)、佐藤慎太郎(46=福島)、郡司浩平(33=神奈川)、真杉匠(24=栃木)、山口拳矢(27=岐阜)ら輪界のトップクラス108人が日本で唯一の村営競輪場で熱戦を繰り広げる。ナショナルチームで活躍する中野慎詞(24=岩手)、太田海也(24=岡山)の参戦も話題を集める。

 弥彦村産業部公営競技事務所の柳川治美所長は「トップの選手を見られる貴重な機会。生のレースをぜひ楽しんでいただきたい」と開催をPRし「場内で楽しんでいただけるイベントも連日行って盛り上げていきます。入場制限も設けません」と来場を呼び掛けた。

 キャンペーンガールの元AKB48・北原里英はイチオシ選手に佐藤慎太郎と山口拳矢を挙げた。

「佐藤選手はテスト前に勉強してないフリしていい点取るヤツみたいな感じがすてき。山口選手は2年前、私が初めてお会いした競輪選手なんです。燕三条駅でのスーツ姿がとてもカッコよかったのを覚えています」

 山口は今年5月にG1「日本選手権競輪」(平塚)を制しタイトルホルダーの仲間入り。ただ、北原はその車券を持っておらず「信じ切れなかったことを後悔しています。だから推しの選手は買うと決めた。初日の(日本競輪選手会)理事長杯は2人の折り返し車券で勝負します!」と力を込めた。

 開催中は日替わりで先着1000人にオリジナルグッズをプレゼント。開門時間を早め、参加選手の早朝指定練習を公開するサービスも実施する。イベントは19日に新潟県出身のシンガー・ソングライターTSUNEIのライブや、22日にはものまねタレントMr.シャチホコのステージなどが行われる。売り上げ目標は83億円。