福井競輪のF1「お市の方賞」が13日に開幕する。同時開催のガールズケイリンでは地元の柳原真緒(26=福井)との2枚看板になる奥井迪(41=東京)があの話の進展を語った。

「記事が、伝わっているんです」

 10月松戸G1オールガールズクラシックの前検日に「札幌ドームで競輪開催を!」と奥井が話したことが、大きなニュースとして取り上げられた。北海道にもそのニュースが伝わり、幼なじみである白い恋人の石屋製菓の社長、また北海道庁に務めている後輩らと話す機会があったという。

 経営に苦慮しているという札幌ドームでの競輪開催は「収益の面でもプラスがあるし、何より札幌がもっと盛り上がると思う」と強調する。競輪界にとっても大きなプラスになることは間違いないだろう。

 北海道の仲間とのつながりがあり「夢から目標へ!」が現在の奥井の思いだ。

「いろんな人にアドバイスをもらってになりますが、何とかして実現したい」

 今節は小倉G1競輪祭女子王座戦の前の大事なシリーズ。小倉に向けて「久留米で合宿させてもらった」と刺激を入れてきた。「松戸G1では力の違いを感じたけど、そこからどれだけやれるか、の気持ちに久留米でなれたし、ワクワク感がある」と瞳を輝かせた。

 まずは初日の予選1・6Rで気持ちのこもった走りを見せる。