元SMAPで人気オートレーサーの森且行(49)が23日、福岡県北九州市の小倉競輪場で開催中のG1「第65回競輪祭」でトークショーを行い、詰めかけた大勢のファンの前で公営競技愛を熱く語った。
小倉ドームに来たのは初めてという森は「ドームってすごいんですね。オートもドームを作ってほしいな」とほれぼれ。
2021年1月の飯塚で落車して大ケガ。復帰まで2年3か月間の心の支えになったのが公営競技だった。コロナ禍で人と会うのも制限される中で「公営競技に助けられた。リハビリ以外は公営競技だった」と言う。
今でも「朝からトレーニングをしっかりして終わってから公営競技をやります。趣味も公営しかない」。息抜き、リフレッシュには欠かせない。
一番は地方競馬だが、もちろん競輪も。ただ、収支はそこまでのようで「競輪だけはなかなか当たらない。難しい」と首を傾げる。この日も「1Rから買っているけどなかなか…。しっかり勝負したい」と戦い続ける。特に「新田(祐大)さんとはごはんを食べたこともあるし買いたい。調子も良さそうですしね」と夢を託すつもりだ。
4月に戦線復帰。今月19日には通算700勝を達成した。「700勝はピンとこなくて777勝がいいかな」と、区切りは通過点にすぎないが「次の節ぐらいからはグレードレースに出られるようになるんですよ。SGまで走れるようになる。もう一回、GⅠでもGⅡでもいいし、一番はSGですけど決勝の舞台に立ってみたい。難しいと思うが、諦めずに目指していきたい」と今後の展望を語った。