川崎競輪GⅢ「川崎市制100周年・開設74周年記念桜花賞 海老澤清杯」は21日の最終日、12Rで決勝戦が行われ、郡司浩平(33=神奈川)が深谷知広マークから突き抜けて優勝。昨年9月松阪以来、20回目のGⅢ制覇を果たした。
バンク改修を挟み1年9か月ぶりに行われた桜花賞は、地元の若大将が4大会連続5回目のVと華やかに彩った。
「お客さんの声援がすごかったし気持ちも入った」と、心地よくウイニングランに酔いしれた。
今年は4年連続して君臨してきたS級S班の座から陥落し、捲土重来を期す一年だ。年初の岸和田を完全V、S班4人がいた今大会もオール連対で制し、いとも簡単に結果を出した。赤いレーサーパンツを脱ごうとも存在感は間違いなくS班に匹敵する。
「いい成績を上げてまた(S班に)戻りたい。年初からいい感じですし、気持ちとパフォーマンスを落とさないように。そのためには、GⅠも大事だけどFⅠもしっかり。取りこぼしのないように走ります」
スタートダッシュに成功し、次走は地元地区の静岡GⅢ。「この先、もし自分が深谷さんの前で走る時はより責任感を持って走ります!」と力強く宣言した。今回に続いて、また南関の絆が見られるかもしれない。