令和6年能登半島地震復興支援競輪として行われる西武園競輪の大阪・関西万博協賛GⅢ「開設74周年記念 ゴールド・ウイング賞」が20日に開幕した。V争いの行方を占う大事な初日特選(12R)は深谷知広(34=静岡)がまくって快勝した。
前受けの真杉匠(25=栃木)が後ろ攻めからカマしにきた脇本雄太(35=福井)を突っ張ると、激しい先行争いに発展。真杉がこれを制したが、サラ脚で3番手を回っていた深谷に絶好のまくりころとなり、タイミングよく仕掛けて乱戦を制した。
「真杉君が突っ張り切りそうな雰囲気があったので、そこを見てからと。良い位置からまくれたし悪くないと思います。(2日目以降も)ケアと準備をしっかりして戦いたい」とレース後は納得の表情を浮かべた。
終始、深谷を追う形で2着に流れ込んだ平原康多(41=埼玉)は「加速がエグすぎた。力の違いを見せつけられました」と深谷の強さに脱帽するしかなかった。
なお、このレースで9着となった脇本は病気のため、2日目以降を欠場する。