函館競輪のナイターGⅢ令和6年能登半島地震復興支援競輪「開設74周年記念 五稜郭杯争奪戦」が16日に開幕する。12Rの初日特選はGⅠ決勝のような豪華メンバーによって争われるが、中でも注目は〝地元〟の松井宏佑(31=神奈川)だ。
松井は前回のいわき平GⅠ「日本選手権」で4走全てバック線を取る積極的な走りを披露した。残念ながら二次予選で敗退と結果は悔しいものとなったが「先行には厳しいバンクコンディションだったし、もうちょっと考えて走れればよかったかな。ちょっと飛ばしすぎてしまったかも。ただ自分のやりたいレースはできたので」と納得はしている。
神奈川籍だが北海道斜里郡出身の道産子で、今シリーズは〝地元戦〟ともいえる。「やっぱり帰ってくると北海道の〝におい〟がしますね(笑い)。僕の家は道東なので、函館まで車で来ると10時間くらいかかりりますが(苦笑)。それでもこの前、函館を走った時は声援が凄かったし、知り合いも見に来てくれたりするので、今回も頑張りたいですね」
初日は同型の新山響平(30=青森)もいるが「主導権を握って自分のレースをしたい」と先行意欲は満々。果たして〝地元〟でどんな走りを見せてくれるのか。