別府競輪の令和6年能登半島地震復興支援競輪GⅢナイター「開設74周年記念 オランダ王国友好杯」が25日、開幕する。初日12R特選に出場する武藤龍生(33=埼玉)は、「気合を入れるために丸めました!」とニューヘアスタイルで検車場入りした。

「前回準決は、関東を代表する2人(真杉匠、吉田拓矢)の後ろで何もできなかった。情けないし不甲斐なかったので、もう一度気を引き締めて頑張ろうっていう気持ちの表れです(笑い)」

 気持ちを新たにして迎える大事な初日は、東日本は追い込み3人、全体を見渡しても徹底先行が不在という難しい構成。位置取りが注目されたが「回れるなら松浦君に付けたい」と意思表示した。

「松浦君は同期で同級生。そしてグランプリ覇者。同期の中でも目標にしている選手だし、後ろにいけるなら一緒に戦いたいなと。松浦君、成田さんに断りを入れて〝回っていい〟ってことだったので番手にいかせてもらいます。付け切ることで勉強にもなるだろうし集中して追走したい」

 復調ムードの松浦も、輪界を代表する追い込み選手の1人になった武藤との連係を楽しみにしている様子。同期同級生コンビが息の合った走りで、別府の夜を熱く沸かせる。