宇都宮競輪の大阪・関西万博協賛GⅡ「第40回共同通信社杯競輪」は14日、2日目を行った。今、輪界で最も勢いのある窓場千加頼(32=京都)が二次予選B8Rで上がり13秒4の強烈なまくり追い込みを決めて順当に準決進出を決めた。
ただ、いずれも準優勝だった先月平塚GⅠオールスターと今月の地元向日町記念で〝出し尽くした〟反動か、満身創痍といった様子で「心身ともに疲れは残っています。初日より(疲れは)マシだったけど(デキは)オールスターの半分くらい」と冷静に分析する。
それでも尊敬してやまない京都の偉大な先輩たちは、そんな状態の時でもしっかり結果を出してきた。「こういう状態の時こそ、一戦一戦をしっかり走らないといけない。ここを乗り越えないと上にはいけないと思うので。もう一度、しっかり気を引き締めて」と自らを奮い立たせた。
次々に訪れる試練は、自身をレベルアップさせてくれる絶好の機会でもある。ここで結果を出せれば、同郷のレジェンドたちにまた一歩近づくことになるだろう。「単騎になるけど、力を振り絞って決勝に行けるように頑張る!」。15日(3日目)の準決11Rは、好位確保から最後は鋭い一撃を放つ。