新潟県の弥彦競輪場を舞台とする大阪・関西万博協賛GⅠ「第33回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」が17日に開幕した。10Rの特別選抜予選では郡司浩平(34=神奈川)が2着発進。混戦となり松井宏佑との連係は乱れたものの、最後は強襲するしぶとさを見せた。
「平塚オールスターの後、気持ち的に変化があって…」
南関の仲間に前を託すケースも増え、時には共倒れになってしまうこともある。展開は展開なので仕方ない面もあるが、「常にどん欲にいないと…。厳しい位置になったとしてもしっかり上位の着を目指せるように」と淡泊にならないことを心がけるようになったという。
9月宇都宮GⅡ共同通信社杯の準決では、後方から13秒2というすさまじいスピードで突き抜けた。初日も平原康多の落車の影響で松井との連結は外れてしまったが、その後は脚をためて直線で伸びての2着。2日目(18日)のローズカップ進出を決めた。
ローズカップは自力戦。「周りは見えているので」と状態面の良さは疑いようなし。強烈な面々が揃う一戦で結果を残し、準決以降の戦いにつなげる。