向日町競輪GⅢ「開設73周年記念 平安賞」が31日、開幕した。初日特選12Rでは村上博幸(44)が山田久徳(36)のまくりをかわし地元・京都勢でワンツー決着を果たした。
これが平安賞だ! 初日メインでの地元ワンツーに場内は興奮のるつぼと化した。爽快な笑顔で「久徳は脚を使った後やのに強かったですね。前回の最終日にも感じたんですが、本当に成長している。それが一番うれしいです」と練習仲間のたくましい姿をたたえた。
「もっと楽に抜けるかと思ったけど、結構きつかった。ここに向けてやってきていたし、疲れが残ってますね」
体の状態を整えながら、2日目以降につなげる。何より「もう10何年も平安賞を走っていますけど、いろんなことを感じてきた。今はまた新しいことを感じながら走れています」と何よりも大事にしてきた大会にかける思いが、前進する力になる。
2日目(9月1日)以降の残り3走でも、これまで以上の全力戦を披露する。