岸和田競輪場で17日から開催される大阪・関西万博協賛GⅠ「第76回高松宮記念杯競輪」(17~22日)とガールズGⅠ「第3回パールカップ」(17~19日)のPRのため、ガールズケイリンの石井貴子(35=千葉)が関係者とともに6日、東京・江東区の東京スポーツ新聞社を訪れた。

 高松宮記念杯は大会3回目の優勝を狙う地元の古性優作(34=大阪)をはじめ脇本雄太(36=福井)、郡司浩平(34=神奈川)、真杉匠(26=栃木)らトップクラスの攻防。パールカップは3回目にして佐藤水菜(26=神奈川)、仲沢春香(24=福井)らナショナルチーム組が初参戦する。

 昨年の覇者としてパールカップに臨む石井は、PRの大役を担うことについて「もちろん去年の優勝があったからだと心得ています」と切り出し「あの優勝からもう1年たったんだな、という思い。この1年をどう取り組んできたか、どう時を過ごしてきたかを振り返る機会になっています」と静かに話した。

 今年はこれまで39走で着外わずか1回と抜群の安定感を誇る。現状には「目の前の1日を精いっぱいやっているだけですが」としたうえで「4月のGⅠ(オールガールズクラシック)決勝(5着)で3着を外した以外は大きく崩れていない。悪い状態ではないのかなと思います」と手応えをにじませた。

 岸和田市公営競技事業所の横田智美所長は「この大会が岸和田で開催されるようになって10回目になります。岸和田らしさを出したイベントも連日行いますので、ぜひ楽しんでいただければ」と開催をPRした。

 イベントは初日(17日)の安田美沙子トークショーを皮切りに元アーティスティックスイミング選手・青木愛トークショー(18日)、シンガーソングライターchayライブ(19日)、ハリウッドザコシショウお笑いステージ(21日)、競泳選手・瀬戸大也トークショー(22日)など日替わりで盛りだくさん。先月引退した平原康多氏のトークショーも20日に行われる。売上目標は130億円。