富山競輪GⅢ「大阪・関西万博協賛競輪」は15日、いよいよファイナルを迎える。3日目(14日)の準決12Rでは北日本ラインが上位を独占。決勝は北日本勢4車と俄然有利になり、番手を回る佐藤一伸が中心となりそうだが、準決10Rで燃える走りを披露した男が不気味だ。

 10R準決では、岡本総が地元の村田祐樹を援護しワンツー決着。2着ながら大川剛をブロックし、返す刀で内を狙った柿沢大貴を押さえ込む快走に「あれだけ村田君が行ってくれているし、できることは全部やるつもりだった。自分的にも調子は日に日に上がっている感じがあるし、しっかりケアして臨みたい」。

 何が何でも村田を守るという炎の走りは、審議になったシーンはあったものの〝ザ・競輪〟だった。15日の12R決勝も再度村田と連係。強力な北日本カルテットを封じる。