玉野競輪GⅢ「広島競輪開設71周年記念 ひろしまピースカップ」は21日、初日を行った。
一次予選4Rは皿屋豊(40=三重)が2着以下を4車身千切っての圧勝だった。切って切っての目まぐるしい展開をホーム手前から仕掛けると一気に加速した。それでも「吉武(信太朗)君がなかなか駆けていかず、後ろが付きにくい流れだったかも。詰まったところで無理矢理仕掛けたところがあった」と反省点も口にした。
ここ2場所は決勝を連続で逃していたが、態勢を立て直してきた。「松阪まで少し詰まっていたが、その後は開催が空いてようやく練習できたし、いろいろリセットできました」と前検日に話していたが、その言葉通りの好スタートを決めた。
もともと冬場は得意で「寒い方が僕はいいし、ようやく自分の季節になりましたね」と話す。FⅠ初制覇を京王閣で果たしたのは2021年の1月。S級初勝利もその2年前の1月松阪だった。
初日は4Rの直後に雪がちらつく寒さに風も強かったが「自分にはいいコンディション。レース中も余裕があったし、2日目以降も寒くて風が強いことを祈っています」とニヤリ。二次予選は天気と気温と皿屋の走りから目が離せない。