岸和田競輪の大阪・関西万博協賛GⅠ「第76回高松宮記念杯」(優勝賞金5090万円※副賞含む)は22日、最終日を迎える。東西別の準決を勝ち上がった9人で行われる12R決勝に、地元の古性優作(34=大阪)が特別な思いを胸に決勝へ挑む。

 今月18日に亡くなった元選手、郡山久二さんへ報いるためだ。

 郡山さんは2014年に引退後も地元選手を支えてきた名伯楽で古性も公私に渡り世話になってきた。「師匠みたいで父親のような人。弱い時から鍛えていただき、家族みたいにしてくれました」と恩人の訃報に目を潤ませた。

 そして「笑われないよう力を出し切りたいです」と心血を注ぎ最終決戦へ挑む。