立川競輪S級シリーズ「山口健治杯」は7日に2日目を迎え、準決勝10Rは伊藤旭(23=熊本)がまくって快勝した。

 豪脚を繰り出し決勝進出一番乗りを果たした。「連日、展開が向いているおかげ。たまたまです」と本人は控えめも、6日の初日特選で一番時計を叩き出したようにデキは間違いなくいい。

「立川はなぜか相性が良くて結果が出ている。いいイメージとかは正直、全然ないんですけどね(笑い)」と話すように、当地は8戦7勝というドル箱バンク。見えない地の利もあるのだろう。

 また、今回から使用している新車もプラスに働いているようで「悪くはないですね。ちょっと気になるところはあるけど、このまま触らずにいきます」と手応えは十分だ。

 次走はGⅠオールスターに出場予定。ここで完全Vを決めて、勢いを付け、約8キロ先に位置する〝隣町〟の西武園バンクに乗り込む。