小田原競輪GⅢ「第13回施設整備等協賛競輪 NO KEIRIN, NO LIFE CUP」が13日、開幕する。12Rの初日特選に登場する西村光太(39=三重)は野田源一(46=福岡)の番手から確定板進出を目指すことになった。
近況の3連対率は5割オーバー。「しっくりきていないというか、スパッとした走りができていない」と感触自体は物足りないようだが、気力や組み立て、またラインの力で補いながらコンスタントにファンの車券に貢献している。
ただ、並々ならぬ思いで臨んだ先月の地元松阪記念は、二予で無念の敗退。「本当に悔しかった。タテもヨコもパッとしないところが大事な一戦で出てしまった」と唇をかみ「そういう部分を詰めていけるように」と、隙のない選手を目指して前進を開始した。
悔しさを晴らしたい今シリーズの初日特選は中近の目標が不在という構成。そこで、他の九州3人とは袂を分けた野田源一を目標に指名した。「位置取りが上手だし素晴らしい選手。憧れもあったので、付かせてくださいと自分からお願いしました。それに、自分が車券に絡むには(野田マークが)一番、可能性が高いと思ったので」と意図を語った。
実績申し分ない他地区の「自力自在選手」の立ち回りを肌で感じることが、西村のさらなる成長へとつながりそうだ。