小田原競輪GⅢ「第13回施設整備等協賛競輪 NO KEIRIN, NO LIFE CUP」最終日の16日、郡司浩平(35=神奈川)が場内のステージでトークショーを行った。やはり気になるのは目前に迫った次走GⅠ競輪祭(小倉、19日開幕)で、約200人のファンを前に「優勝してグランプリに乗れるように勝って帰ります」と力強く誓った。
前走の当地記念(6~9日)では神奈川の総大将として存在感を発揮した。特に印象的だったのは松井宏佑との連係で、初日特選と決勝では自力勝負を買って出て「消極的なレースが見受けられた」と思うところがあった松井に自らの背中を見せた。決勝では前受けからの突っ張り先行で別線を封じ、松井の優勝とともに神奈川勢による上位独占に貢献。自身は9着に沈んだが、仲間たちにラインの大切さを伝えた。
既に獲得賞金で2年連続6度目となるGP出場を決定的にしているが、やはりGⅠのタイトルを引っ提げて乗り込みたいのが本音。しかも今年の舞台は平塚だけになおさらだ。競輪祭でどんな役回りになるかは番組にもよるが、郡司は「自力を出せる場面では、しっかり力を出し切りたい」と決意を新たにしていた。