小田原競輪GIII「第13回施設整備等協賛競輪 NO KEIRIN, NO LIFE CUP」は16日、最終日を行い、12R決勝は九州3番手で臨んだ塚本大樹(37=熊本)が1着でゴールし悲願のGIII初制覇。優勝賞金450万円を獲得した。2着は宮本隼輔、3着は岡本大嗣。
競走得点最上位の面目躍如だ。初日特選2着から二次予選1着、準決勝2着で優勝締め。4日間オール連対と役者ぶりを発揮した。2009年7月のデビューから16年4か月でのGIII初優勝に「うれしい」と目を三日月にした。
レースは九州3車の先頭を務めた阿部将大が前受けから全ツッパ。最終2角付近から番手まくりした宮本を追い、最後は「精いっぱいのハンドル投げ」でゴール前勝負を制した。
今回の優勝で来年2月に地元で行われるGⅠ全日本選抜への出場を「ほぼ確実」にし「熊本で暴れたい」と力を込めた。先の寬仁親王牌(前橋)でGⅠ初制覇した同県の嘉永泰斗とともに熊本、そして九州を盛り上げていく。