伊東競輪GⅢ「開設75周年記念 椿賞争奪戦」が11日、初日を迎える。期待を背負う地元の深谷知広(35=静岡)の状態はどうなのか。

 2月の静岡に続き地元GⅢの〝同一年連覇〟を目指す深谷だが「競輪祭後に体調を崩してしまい、前回の取手も体の調子が良くなかった」と明かし、そこから中4日とあって「日にちがなかったので体調を整える程度。準備はできなかった」とトーンは低めだ。

 冬場に入ってまたひざを痛め、先月小倉GⅠ競輪祭でも2走目にゴール後落車とアクシデントが続き、残りは根性で走り抜いた体だ。

 それでも「練習できなかった分、ひざの具合は良くなってきた」とプラス材料もある。「気持ちだけでなんとか頑張りたい。南関から1人でも勝ち上がれるように」と気力を奮い立たせて、南関のエースとして地元記念を引っ張っていく。