松戸競輪ナイター新設GⅠ「第1回オールガールズクラシック」(優勝賞金700万円※副賞含む)は4日、最終日を迎える。12R決勝には佐藤水菜(24=神奈川)、児玉碧衣(28=福岡)をはじめガールズ界最強を狙う7人が揃った。中でも太田りゆ(29=埼玉)が初タイトルに燃えている。
機は熟した。〝世界のリユ〟が初のビッグレース制覇とガールズグランプリの出場権獲得をかけて決勝に臨む。
国際大会では何個もメダルを獲得しているが、ガールズケイリンのビッグタイトルにはまだ縁がない。8月のドリームレースは惜しくも準V。地元で悲願達成とはならなかったが、タイトルホルダーの称号は確実に手の届くところにきている。
初日は早めに叩いてペース先行、2日目は豪快な6番手まくりと、柔軟に攻めて無傷での優出に成功。今回はアジア競技大会から実質中0日で参戦という強行日程だが「ゆっくり休めているので体調はだいぶ良くなりました!」と状態も右肩上がりだ。
また「アジア大会は1日8本走ったりしたけど、ガールズケイリンは1日1本だけなので。力を出し切れます」。一走入魂が可能な環境を歓迎した。
ナショナルチームの仲間で日頃から切磋琢磨している佐藤が最大のライバルとなりそうだが、爆発力、一瞬のキレなら太田の方に分があるか。「決勝は抑え(先行)、カマシ、まくり、差し、何でもあり」の総力戦でいざ戴冠へ!