取手競輪FⅠ「東京スポーツ賞」が17日に開幕。期待のホープ・丸山留依(20=静岡)がA級予選メインの4Rを制して前回小倉からの連勝を「4」に伸ばした。

 まさかのアクシデントに顔が真っ赤になった。レース前の選手紹介中のことだ。バンクの軽さを感じつつダッシュしようとした瞬間に左のクリップバンドが外れて落車。幸いにも右ヒザを軽く擦りむいた程度で出走には支障なかったが「こんなのは初めてで恥ずかしかった」と頭をかいた。

 レースは静岡の先輩・桜井丈が5番車ながら果敢にS取り。ただ「自分の中でもいい感じでダッシュできた」と手応えを感じた直後に、佐野洋継―山崎光展に出られ、打鐘付近では境啓亨―船倉卓郎に内をすくわれて後方に。2角過ぎに3番手から先まくりした単騎の立石拓也を目がけて踏み上げ、最後は2着に5車身差をつけての1着だったが「反省点ばかりです」と素直に喜べなかった。

 師匠でもある父の丸山啓一が待つS級への特別昇級に希望をつなげるためにも連勝は止められない。大事なのは失敗しないことではなく、ミスを糧にできるかどうか。18日の準決5Rが今後を占う試金石となりそうだ。