武雄競輪FⅠ九スポプレゼンツ 日本名輪会カップ「第12回闘将 佐々木昭彦杯」は最終日の28日、12RでS級決勝戦が行われ、伊藤颯馬(24=沖縄)が5番手まくりで昨年9月の別府以来となる優勝を飾った。

 琉球の星・伊藤が闘将杯の歴史に名を刻んだ。正攻法選択から岡崎智哉を出させて5番手に下げると、最終1角過ぎから猛スピードで前団をのみ込んだ。

「岡崎さんを追っかけながら、ラスト1周は全開で行った。2日目までデキがあんまり良くなかったけど、決勝は良かった」

 競走得点(110点)が物語る実力差もあったが、決戦前夜に宿舎のサウナで〝ととのった〟ことも勝因だ。

 11月は防府記念(玉野代替)、小倉GⅠ競輪祭と大事なレースが続く。「ラインの中で決められるように、やれることをやります」と九州の先頭で仲間を引っ張っていく。