松阪競輪FⅠナイター「究極ブランドまつぶた杯 四五百賞 中京スポーツ賞」が1日に開幕した。12Rの初日特選は山田英明(40=佐賀)が豪快なまくりを決めて快勝。今回が久々の実戦だった地元の谷口遼平(29=三重)は単騎で見せ場を作れず4着に敗れた。
あっせんしない処置のため、10月の配分がなかった谷口は「久々にまとまった時間ができたので、たっぷり練習しました」とこの1か月間を有意義に過ごした。「練習の感じは良かったし、その成果を発揮できれば楽しみ。不安な点を挙げるとすれば、久々な分のレース勘がどうか、ですね」と前検日に語っていたが、初日は不安が的中してしまった。脚を使いながらも最終ホームは最後方に置かれ万事休す。
「流れに乗れなかったし、全然レースに参加できていないのに苦しかった。(山田との併走は)入れてくれればラッキーって思ったけど、やっぱり入れてもらえませんよね(苦笑)。その辺りも甘かったです」と反省しきりも、「練習の成果は出ているはず」と脚力の部分では確かな手ごたえをつかんだ。
2日の準決勝はメインの12Rに登場。一走した上積みは大きいはずで、今度こそ練習の成果を結果につなげる。