四日市競輪GⅢ「開設72周年記念 泗水杯争奪戦」は10日、二次予選が行われた。最終12Rで2着となり、脇本雄太―浅井康太の強力タッグに割って入ったのが、8月京王閣でGⅢ初Vを飾った田尾駿介(31=高知)だった。
それでもレース後は前を託した島川将貴に「一瞬口が開いてしまって、呼吸が合わず迷惑をかけてしまったし、せめて4着に残せなかったのが」と残念そうに話した。
とはいえ、脇本のまくりをブロックに行き、あおりで少し口が開いた浅井に合わせるように踏み込み抜かせなかった。「脇本さんは最後、力が違った。それでも展開次第では勝負できるのかな、という自信にはなりましたね」と話した後で「島川君のおかげですね」と、再度感謝した。
前検日から「7車より9車の方が得意」と話す田尾。準決も侮れない存在になりそうだ。