四日市競輪GⅢ「開設72周年記念 泗水杯争奪戦」は11日、準決勝が行われ、決勝に進んだ今開催ベスト9が決定。これが復帰戦となった脇本雄太(34=福井)が決勝進出を決めた。
準決勝をまくりで快勝しながらも、打鐘で踏み込んで、いったん坂井洋ラインの3番手をさばきにいった内容に「だいぶ自分の中では弱気なレースになって、後ろの2人には迷惑をかけてしまった」と反省の言葉が出た。3日間の2、1、1着の結果や、2日目の11秒0をはじめ、連日の上がりタイムでは測れない面が脇本にはあるようだ。
それでも「3番手に入った以上は勝ちにこだわらないと、と思ったし、逃さずには踏めたと思う。何とか1着に来られて良かった」とホッとした様子も見せた。決勝に向けては「何か収穫を得たいですね」と意気込んだワッキー。しっかりと優勝で飾り、G1の舞台へと歩を進める。