四日市競輪のナイターFⅡ「名物『なが餅』笹井屋杯」が24日、開幕する。今節はガールズケイリンも同時開催。124期の卒期クイーン・松井優佳(24=大阪)がデビューからの約半年を振り返った。
「ずっと優勝したいと思っているけどできなくて…。でも、全体に見れば成長しているかな」
デビュー以来、決勝進出を逃したのは10月の静岡のみ。まくりだけでなく先行勝負も織り交ぜてレースをつくっている。
それでも、走りをつかめてきた? という問いには「つかめたとかはないですね。先輩方からも『何年やってもつかめない』という話も聞きますし」。セオリーはあっても、目の前のレースでそれが答えとは限らない。様々な展開に対応する難しさはあるようだ。
直近4か月の競走得点は53・86。ガールズの中でも上位クラスに入るだけに、来年はGⅠ出場にも期待がかかる。
まずは地元・岸和田で6月に開催されるパールカップ(選考期間は今年10月から来年3月)が視野に入るかと思われたが「実際に出場できたとしても戦えないと思う。出るためだけに点数を上げていこうとするより、まずは脚力を上げていかないといけないと思ってます」。参加するだけではなく、タイトルを取るために――先を見据えて今に取り組む。
今開催が今年最終戦になる。「前回の決勝は割り切って仕掛けていい形で終われたし、今回は師匠(陶器一馬)も一緒なので頑張りたい」。2023年ラストで待望のデビュー初優勝を狙う。