武雄競輪の令和6年能登半島地震復興支援競輪 大阪・関西万博協賛GⅢ「開設74周年記念 大楠賞争奪戦」は11日、開幕した。佐賀の元気印・金ケ江勇気(28)は一次予選6Rで弟弟子の立部楓真の先行に乗って1着を取り、意気揚々だった。しかし…。
「初日1着くらいで浮かれてから、恥ずかしかぞ!」
大師匠の佐々木昭彦氏からは厳しくも愛のあるエールを受けて、金ケ江は姿勢を正した。「が、頑張ります!」。12日の二次予選6Rは伊藤颯馬という目標を得てチャンス十分。佐々木氏から「しっかり付いていけよ」とエールを受け、「ハイっ!」と勇ましく返答した。
伊藤と金ケ江は昨年10月に佐々木昭彦氏の冠レースである「闘将杯」の決勝で連係。その時は佐々木氏の孫弟子の感動的な優勝かと思われたが、まくりに離れ、必死に追い付いての2着だった。今回はワンツーを、それも差して決めてみせる。