松戸競輪の令和6年能登半島地震復興支援競輪ナイターGⅡ「第20回サマーナイトフェスティバル」(優勝賞金1570万・副賞含む)と「ガールズケイリンフェスティバル2024」は14日、2日目を迎える。12Rの準決勝は、昨年の当大会決勝でワンツーを決めた脇本雄太(35=福井)と松浦悠士(33=広島)がタッグ結成かと思われたが…。

 準決のメンバー表を見た松浦は目を丸くして「脇本さんと話してきます」といったん、検車場へと戻った。そして再び取材エリアに姿を現すと「去年、お世話になっているし、脇本さんには申し訳ないけど…。断りを入れて、ここは自分で自力自在にやります」とコメントした。

 一度連係したらその後は基本的に連係する、というのが松浦の考え方。ここは番組的にも脇本に付けるのが松浦にとっては自然な流れだったが、「それを曲げてでも、ヒロト(清水裕友)の前で頑張れるようになりたい、という気持ちの方が上回った」と自分で戦う道を選んだ。

「ヒロトは信念を持って戦っているし、自分も信念を持ってやっていかないと。今の自分ではヒロトの前を回るのは失礼になるし、回れない。ヒロトの前を回れるように(中四国の選手以外には付けずに)やっていきたい」

 単騎になった準決では、自らの力で決勝の切符をつかみ取ってみせる。