取手競輪FⅠ「レジェンドカップ」は22日、2日目を迎えた。10RのS級準決勝では一時代を築いた伏見俊昭(48=福島)が番手まくりで白星をつかみ、昨年11月の地元いわき平以来となる決勝進出を果たした。

「レジェンドカップ」で実力者が輝きを取り戻した。前を任せた真船圭一郎(36=福島)が果敢に主導権を握ると、別線の巻き返しに合わせて番手発進。そのまま力強く押し切り、「圭一郎のおかげです」と後輩の頑張りに応えた。

 レジェンドカップでの今年初優出に因縁めいたものを感じるが「いやいや、自分なんてレジェンドの域には達していません。レジェンドと言えるのは神山(雄一郎)さんくらいですよ」とやんわりと否定。とはいえ、これが復調の足掛かりとなる可能性は大いにある。通算74Vを誇るレジェンドが、2021年11月いわき平から遠ざかっている優勝に手を伸ばす!