青森競輪の大阪・関西万博協賛競輪G3「開設74周年記念 みちのく記念競輪 善知鳥杯争奪戦」は26日、開幕した。初日の一次予選では香川の機動型・石原颯(24=香川)が1着取りと好スタートを切った。

「青森はゆっくりできるのはいいですね」と、初日一次予選3Rをカマシ先行で制してた石原がリラックス。前回の宇都宮G2共同通信社杯は4走して9着3回とまったくお呼びでなかった。もちろん上位陣との力の差はあったが、取り巻く環境も大いに影響していた。

「(宇都宮は)宿舎が分宿だったし、移動距離も長くて。それに朝も早かったし部屋では体も動かせなかった。ちょっと落ち着かなかったです」

 山の奥にそびえ立つ青森バンクは競輪場内に宿舎があり、おまけに温泉もある。しいて問題点を挙げるなら「カメムシが出るぐらい」と平和なことこの上なく、充実した環境下でノビノビと過ごしている。

「青森の前にジムで追い込んだせいか足に張りがある。でも、そんな時はいつも2、3日目に疲れが抜けて良くなるんです。だから今回も3日目までは大丈夫っぽい」と、決勝はさておき、二次予選はひとまず不安はなさそうだ。

 2日目(27日)二次予選6Rは初日特選シードの大川龍二に託された。「長い距離を踏めれば状態も上がっていくと思う。しっかり踏みたいです!」と強い気持ちで自身を奮い立たせた。